セキュリティ・キャンプ 全国大会 2016 2016年8月18日
こんにちは, ゆったんです. 今年もセキュリティキャンプに参加してきました.
今回はネットワーク専属チューターとして, 会場のネットワークの運用監視を担当していました.
とにかく走り回ってた気がします.
チューターについては去年の記事とかにいろいろ書いてたりします.
技術的な話も書くつもりで居るのですが, 諸事情で後日まとめることにします.
参加者51人+講師や運営の方々で100人前後が使うネットワークの運用をしていたわけですが, いままでこのような規模での運用監視をやったことが一度もなく, 非常に不安がありました.
「何を用いて監視するのか」「何を監視するのか」「どのように通知するのか」など, キャンプ前から試行錯誤していたわけですが, それでもキャンプと同様の環境での実験はできないので, めちゃくちゃ不安でしたね.
まぁでもやるしかない, 楽しんで取り組もうと前向きに取り組んだ結果, SLA保証期間に一度もネットワークを落とすことなく運用ができてほっとしてます.
キャンプ中はnomukenさんとシフトを組んで交代しつつ運用監視を行っていました. nomukenさんには本当にお世話になりました, 感謝.
詳細はまた後ほど書くのですが, いろいろなトラブルシューティングもやっていました. 「ここのスイッチからだけネットワークつながらない…」と連絡があって調べてみると, ケーブルが単に抜けかかっていたりなど, 単純なものからうーんどうしよう, となるようなこともありました.
こういうのってホントなかなか体験することができないですし(しかも仮想のトラブルではなく実際のトラブル), とても貴重な経験でしたね.
ちなみに, 人員不足のため少しだけトラックの講義のお手伝いをしていました. 「インフラセキュリティ・ブートキャンプ」の講義です.
AWSを用いた講義で, dockerだったり諸コマンドにおけるエラーだったりは対応できたかなと思います.
反面, 普段AWSに触れる機会がほぼ0ということもあり, サポートしきれず, 参加者と一緒に調べがら解決したり, 講師の方にエスカレーションすることが多く, 反省です. 今後もっともっといろんなものに触れて行きたいです.
そういえばキャンプ中、ある講師の方にある相談をしていました. その中でなんとなくわかったことが,
「失敗を怖がって保守的になっていること」
です. 高校生のときは失敗とか考えたことなくて, ある意味やりたいようにやってきていたわけですが, いつからか「失敗するかもしれない」ことに対して距離を置いてしまったようです. 自分ではそんなつもりが全くなかったので, いわれるまで気づきませんでした.
そんなわけでキャンプでは, 失敗が何とか, そういうことを考えないで, とにかく前向きに取り組もうとしていました. 結果として「SLA100%」であったわけですが, 振り返ると「ああ, これはよくなかった, 今後はこうしてみよう」という気づきがたくさん得られたので, これを機にまた「失敗」を恐れず, 頑張りたいと思います.
キャンプに3回参加して思うのは, やっぱり自分は技術が好きだし, ずっとやっていたい, ということです. こんなにも濃い5日間はなかなかないですし, それにこんなにも濃い人々が集まる機会もなかなかないです. 人脈が増えて, 例えば「CTF一緒に出ない?」とかいろんなきっかけにもつながります. 「キャンプに参加したいけどちょっと…」みたいな方にはぜひ応募してほしいですし, もし落ちてしまってもまた挑戦してほしいなと思います. (ちなみに私は2012年応募して落ちてます)
もちろんキャンプに参加することが「何かになる」ために必須な項目というわけでもないですし, 参加することがすべてでもないです. けれど, もし興味がある方がいましたら, ぜひ来年は挑戦してください! 「何かキャンプに惹かれた」ということは, きっと得られることも多いと思います.
そんなわけで, 3度目のキャンプについて書いてみました.
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